Cygwinを導入する
Cygwin導入の経緯
仕事で使ったことをきっかけに、自分のPCにも入れてみようと思った。ずっと以前、WindowsマシンでC/C++のコンパイルをしたいと思ったときに、Cygwinを入れるかMinGWを入れるかで迷い、その時はCygwinの導入も煩雑さ、難しさに音を上げた記憶があったような気がする。
CygwinはWindows環境にLinuxのようなコンソール環境及びX-Windows環境を導入しようというものであるが、Linuxの構築と同様、何を入れて何を入れなくてよいか、どういう設定をすればよいか、ということに頭を悩ませ、Googleの検索窓に何度となくキーワードを入力することになる。
今回も何度となく「検索」ボタンを押したわけだが、そうして導入したCygwin環境の流れをここに記録しておく。
ちなみに、ここの通りに導入すると、ハードディスク容量で1.8GBほど使用する。
導入の前提
導入の前提として、次を挙げた。
Cygwinをsetup.exeからインストールする
参考URL 1. より
http://cygwin.com/ の右上にある「Install Cygwin now」をクリックする。要点は、導入するパッケージの内容である。
「Cygwin Setup - Select packages」の画面でインストールするパッケージの内容を選択するのだが、Cygwinはそのままでは開発系のプログラムが導入されないらしい。そのため、次のものを有効にして(SkipからInstallにして)おかなければいけない。
なお、gnuplotとはグラフを作成するためのもので、大学の頃はよく使っていた。もうすっかり忘れてしまったが。今回は参考としたページが大学の講義のためのものであるようで、つい懐かしくて導入した。
しかし、Vistaマシンでは、おそらくフォルダのアクセス権限だろうと思うのだが、「startxwin.sh」としてもX-Windowプロセスは上がるのだがそれに接続できなかった。
Cygwinを起動する時に右クリックから「管理者として実行」とすれば別ウインドウにX-Windowが立ち上がる。
参考URL 2. より
CygwinをUTF-8環境とする。UTF-8 Cygwin - ダウンロードの上の方から「cygwin1-dll-20-11-18.tar.bz2」をダウンロード・解凍する。もし、「tar.bz2」の圧縮ファイルが解凍できない場合は、解凍レンジをお勧めする。
解凍された「cygwin1.dll」というファイルを「C:\cygwin\bin」(CygwinをCドライブの下にインストールした場合)にある同名ファイルと置き換える。怖ければ元のファイルをバックアップしておくとよいだろう。
次に、設定ファイルに追記する。UTF-8 Cygwin - 使用法にある通りだ。
- ~/.bashrc
- ~/.inputrc
- ~/.vimrc
~/.bashrc
stty kill undef if [ $TERM = dumb ] then PS1='$?$SHLVL:\w\$ ' else PS1='\[\e]0;\w\a\e[36m\]$?$SHLVL:\w\[\e[32m\]\$\[\e[0m\] ' fi alias ls='ls -F --show-control-chars' la='ls -a' v='ls -l' export LESS=MrXEd
~/.inputrc
C-u: possible-completions set convert-meta off set output-meta on
このうち、Vistaマシンでは1行目の記述は有効ではないかもしれない。
~/.vimrc
set encoding=utf-8 set fileencodings=iso-2022-jp,utf-8,euc-jp,cp932 let $LANG='ja' set number
また、次のファイルは初めからないと思うので、新規作成する。
- /usr/lib/python2.x/site-packages/sitecustomize.py
/usr/lib/python2.x/site-packages/sitecustomize.py
from encodings import aliases aliases.aliases['us_ascii'] = 'utf_8' import sys sys.setdefaultencoding('utf-8')